令和3年度の本事業の実施報告書を公表しました。
リンクされていないファイルは今後順次公表の予定です。
2020年に発行したガイドブック「医療・ヘルスケア分野におけるウェアラブル機器開発の基礎知識」の第2弾です。開発や事業の参考にしていただければ幸いです。
(前書きから)
IoT技術やセンサ、素材技術の進展にともない、スマートフォンやウェアラブルIoT機器を用いた個人の健康増進、疾病予防等のセルフケア事業への参入が増加している。詳細な個人の健康状況を把握し、個人に最適化した介入も可能となり、2020 年には治療用のスマートフォンアプリが医療機器承認も得ている。「セルフケアを支える機器・ソフトウェアの開発」にあたっては、開発中のプロダクトが医療機器なのか非医療機器なのかで、求められる品質等の基準、可能な広告範囲、販路等が大きく異なる。当初は非医療機器として開発していたが医療機器に該当することが途中で判明した場合や、その逆の場合などで、想定していたビジネスモデルが実現しない場合もある。
本冊子では機器・ソフトウェア製品を開発する上での基礎知識として、事例の紹介、 医療機器に該当するかを左右するファクターのとらえ方、関連通知などを紹介している。セルフケア関連ビジネスに新規参入する事業者にとって、機器・ソフトウェア開発、事業設計の上で、本冊子がその検討の参考となれば幸いである。
健康・医療への関心の高まりや、センサ,素材,IT技術等の進展を背景に,スマートウォッチ,活動量計を含むウェアラブル機器を応用した医療・ヘルスケア分野の事業への参入が増加しています.
このような機器は,法規制上の医療機器に該当する場合,該当しない場合(非該当)の区分が標榜する用途によって影響される場合があります.後者を選ぶケースが散見されますが,必ずしも良策ではないと思われます.
本冊子は,ウェアラブル機器を応用した医療・ヘルスケア分野の製品を開発する上の基礎的知識として、事例の紹介,事業判断を左右するファクターの捉え方,その解決につながる通知などを紹介するものです.